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【育休インターン体験記⑥】育休中のインターン経験を復帰後に活かすための決意表明

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この記事は、大企業で働く2児の母で、パラレルキャリアコミュニティThink In Moveを主宰する

浜本晴菜さんがnoteに執筆した育休インターン日記を転載したものです。

前回は、育休復帰後の働き方を見据えたシミュレーションをスタートした件について書きました。

復帰半年近く前にして、早すぎだろ!と思われるかもしれませんが、備えあれば憂いなし。直前になってあれもやっておけばよかった!これもやりたかった!とバタバタしたくはないので、育休中の過ごし方を見直す目的としても早め早めに取り組んでいます。

ボランティア期間の延長

保育園の業務支援システム&連絡帳アプリ「コドモン」を作っているスパインラボというITベンチャーで、正式にママボラン活動をスタートしてから2ヶ月が過ぎました。

現在スパインラボでは都内保育園でのコドモン導入が順調で、ここ数週間全社的にめちゃくちゃ忙しそうです。私は私で、最初の2ヶ月のミッションにしていた「写真販売を加速させるコンテンツ作り」に取り組みつつ、忙しそうな会社の中でサポートできることを探したり、出社はしていなくてもSlackでこまめにコミュニケーションを取るようにしていました。

ミッションについては目標にしていた2ヶ月の中でのアウトプットは完成して、次の取り組みに着手しています。中長期的な取り組みになりそうなので、ボランティア期間は迷わず延長させて頂きました。まずはあと2ヶ月、スパインラボと共に走り抜けたいと思っています。

偶然の巡りあわせをチャンスに変える!

思い返せばママボランに出会ったのも、スパインラボでボランティアをすることになったのも偶然の積み重ねでした。自分から「コレ!」と探したわけではなく、人に聞いて気になったり、提案してもらってピンときたり、という巡りあわせなのですが、偶然とは思えない程「出会うべくして出会った」必然性を感じています。

なぜ自分はマッチしたのか?を最近考えていたのですが、こういうことって昔からよくあった様に感じていて、私は偶然によって与えられた環境や、自分が選んだ道を全力でモノにするスキルが高いと自負しています。

転勤族の家庭に生まれ、幼い頃から環境が変わることが多かったからかもしれませんが、おそらく柔軟性と適応力が高くて、どんな環境や人間関係も前向き且つ主体的に楽しめる気がします。「一度きりの人生楽しんだもん勝ち」が私のモットーなので、偶然の巡りあわせもチャンスに変えることで、その選択肢を正解にしていくことができると信じています。これを「計画された偶発性理論」(スタンフォード大学のクランボルツ教授が提案したキャリア論に関する考え方)ということを最近知りました。キャリアの8割は予期せぬことや偶然によって形成されるというのです。なんだか自分のこれまでの行動指針が裏付けされたようで嬉しかったです。

ボランティアのやりがいと延長の理由

さて、スパインラボでの次の2ヶ月のミッションをすり合わせるために、そして新しい取り組みである某メーカーとのコラボに向けてのヒアリング訪問のために先日出社してきました。

まず次の2ヶ月に向けて、私はスパインラボでの業務にもっとコミットしたいという意思をお伝えさせて頂きました。ここまでの2ヶ月はコミットしていなかったわけではないのですが、まずはミッションを遂行すること、アウトプットとして形ある結果を残すことに注力しました。

日々業務に取り組む中で、コドモンや写真販売サービスの今後のビジネス展開の可能性がとても興味深く、また自分自身が動けば動くほど新しいことが始まり、それが「子どもたちを取り巻く環境を良くしていく」というスパインラボのミッションに繋がっていくということがとてもやりがいに感じました。

また、スパインラボは最近広報活動にも力を入れていて、Facebookで「コドモンな人」として社員を紹介していたり、社員インタビューを発信していたりしていて、私も社内の人をもっと知りたいと思ったのも、延長を決めた理由の一つです。次の2ヶ月はもっと社内に入り込んで、色んな人の話を聞いたり、一緒に仕事をする機会を作っていきたいと考えています。

ママが働きやすい社風とは

写真販売を加速させるための新しいコラボ企画は、社長とHRのマネージャーと3人であれこれブレストする中で生まれたアイディアを一緒に実現してくれるとある業界のメーカーを探そう!というところから始まりました。それぞれが知り合いに呼びかけてツテを探したところ、私の知り合いで某メーカー勤務の方が見つかり、そこからユーザー向けのコラボイベントなどを企画している部署の担当者を紹介して頂き、とんとん拍子にアポが決まりました。

念願のアポは取れたものの、商談に行く際に息子はどうしよう……。アポまで一週間を切っていたので、ベビーシッターも一時保育も予約できるかどうかわからず、もしもの時には子連れで行ってもいいですか?!と社長に相談したところ、「あ、社内に元保育士がいるのでアポの間はお子さん会社に置いていっていいですよ」と。

えええ???!本当ですか?!こんなにママに優しい会社はあるのでしょうか?

ありがたく甘えさせて頂き、当日は社内で打ち合わせをした後、出発直前に授乳をして息子を預かってもらい、私は浮足立つほど身軽にアポに向かうことができました!!!

息子はベビーカーで1時間程昼寝をして、その後は社内で代わる代わる抱っこしてもらい、社員さんたちの癒しスポットになっていたそうです。ありがたい……。

保育園をお客さんにしている会社柄もあって、子どもがいても働きやすそうだなあと感じる社風がとても居心地がいいです。

自分をアップデートできる育休に……!

1人目の育休のときは、会社から離れている機会だからこそ「会社の外の自分を育てたい」という気持ちが強く、パラレルキャリアに取り組んだり、イベントを企画運営したりと社外活動に力を入れていました。

思いっきり会社とは関係のないところで動いて、それはそれで楽しかったのですが、復帰したときはなんだかカチリとチャンネルを切り替えたように「会社員としての自分」に戻ろうとしていた私がいました。その時目指していたのは「産休育休に入る前の自分」で、会社から離れていた1年間をハンデにしないように必死でした。一生懸命周りの人の働き方に合わせたり、自分一人で色んなことを背負いすぎたりと苦しいことも多かったです。

今、2人目の育休は「育休期間の経験を復帰後に活かす」という視点で活動ができていると感じます。ママボランの活動はもちろん、パラレルキャリアも、新しい人との出会いも、復帰に向けたシミュレーションも、全て「会社の中でも外でも自分らしく働き続ける」というテーマに繋がっています。

会社員としての自分、パラレルキャリアをする自分、母、妻としての自分を切り分けるのではなく、全部ひっくるめて「自分らしさ」が作られているという考え方ができるようになったと感じます。

育休期間は、今までの考え方や価値観が大きく変わる転機でもあります。その転機をチャンスに変えて、自分をアップデートできる育休にしたいという想いで今後もママボランに取り組んでいきたいです。

これからの2ヶ月、そして来年復帰するときに、どんな新しい景色が見えるのかが今から楽しみです!

>つづく(次回は1/25に公開予定です)

NPO法人二枚目の名刺×TIMサロン×ママボランで実施したイベント「#わたしのパラレルキャリア」のレポートもCHECK!!

自分らしく働くことを諦めない「わたしのパラレルキャリア」の築き方【前編】

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無理せずパラレルキャリアを継続させるコツとは?—パラレルキャリア実践者へのアンケートから—

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浜本 晴菜
ライター
1989年生まれ。会社員としてパッケージの企画・デザインのディレクターをしながら、パラレルキャリアで「コンセプトストーリープランナー」を名乗り、人・モノ・コト・場所や空間などが持つ”想い”を、ターゲットに的確に届けるための言葉づくりを提案している。 プライベートでは2児の母。育児をしながらも、本業・パラレルキャリアでやりたいことに挑戦し続けることで、世の中の働くママたちの背中を少しでも押したいという想いで、働く女性が繋がり自分らしい働き方をを考えるイベントなどを企画している。 https://note.mu/conceptstory