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彼らがサポートプロジェクト終了後も走り続ける理由とは?(二枚目の名刺×JAE前編)

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①はじめに

プロジェクトが終わっても、メンバーがその団体と関わり続けるというのは、サポートプロジェクトという取り組みの理想的な出口のひとつです。

2020年6月からはじまったNPO法人JAEとNPO二枚目の名刺のサポートプロジェクト。
そのプロジェクト自体は3ヶ月間で一度終了したのですが、実はその後も一部のメンバーは有志で、プロジェクトを1年以上続けています。

プロジェクト終了後も彼らがチームとして走り続ける理由・思い、そして、そこから生まれた変化について、有志メンバーとして活動を続けているまっちーさんとしゅんさんからお聴きしました。

NPO法人JAEについて▶︎https://jae.or.jp/

※新型コロナウイルスの感染予防のためオンラインによるインタビューを実施しました(インタビュー実施2021年8月)。

町田 圭(まっちー)(サポートプロジェクトメンバー)
本業は、企業向け人材開発コンサル会社。
CommonRoom74で、NPO法人JAEのサポートプロジェクトにジョインする。
その後、二枚目の名刺のサポートプロジェクトデザイナーにジョインする。

石谷絢(しゅん)(サポートプロジェクトメンバー)

本業は、大学や研究機関向けの企画営業。
CommonRoom74で、NPO法人JAEのサポートプロジェクトにジョインする。
パラレルキャリアとして、日本ファンドレイジング協会でファンドレイジングについて勉強中。

聞き手:濱村和生(はまむー)

NPO法人二枚目の名刺広報ユニット。本業で政令市の行政職員をしながら
法人の代表理事をしている。

もはや運命だと思い応募した「サポートプロジェクト」

はまむー:本日はよろしくお願いします。そもそも、お二人はどうしてサポートプロジェクトに参加しようと思ったのですか?

しゅん:何か新しいことに挑戦しようと思ったことと、キャパシティを広げて、もっと、色々なことにコミットできるようになるために、「違うこと」を自分の生活に取り入れようと思い、参加しました。

はまむー:まっちーさんはいかがですか。

まっちー:2016年から2年間、社会人大学院に通っていたのですが、そこで学友たちと苦しみもがく2年間が楽しかったという経験が影響していると思います。
大学院卒業後、1回目のJAEのプロジェクトが始まるというメンバー募集の情報が目に入ったのですが、3ヶ月間のプロジェクトに参加できるか分からなかったので、そのときは諦めました。

はまむー:1回目は、応募しなかったんですね。

まっちー:はい。その後、同じようにキャリア教育に関われるNPOのプロジェクトがないかなと思っていた時に、2回目のJAEのサポートプロジェクトのメンバー募集が再び目に止まったんです。
これは、
もはや運命だと思い、応募をしました。

 

はまむー:お二人が本業以外の活動、「2枚目の活動」に関心を持ったきっかけって、何だったんですか?

しゅん:日々の時間の大部分を仕事に使っていたことに気づいたことがきっかけです。本業以外にも色々なことができる方が人生楽しいと思いますし、
そういった活動が本業にも活きるのではないかと思いました。

まっちー:僕は今の会社が2社目で10年以上働いていますが、同じ会社で長く働いていると、視界が狭くなり、刺激がなくなってしまいます。
社外の人にそれらを求めたことがきっかけですね。

忙しいときに、「しんどい」と言い合える雰囲気

はまむー:NPO二枚目の名刺のサポートプロジェクトは3ヶ月間で一度終了しましたが、なぜ有志でJAEとの取り組みを継続することにしたのでしょうか?

しゅん:そもそも、終わった感覚がありませんでした。

まっちー:同じく、終わった感覚がない。「やりたい」「やり残したことある」という気持ちが続いていました。

 

はまむー:本業もある中で、こういった活動に取り組み続けるのはしんどくありませんか?

しゅん:各々本業が忙しい時期はありますが、正直に「しんどい」と言える雰囲気があります。
多少は無理をしつつ、無理をしすぎず、お互いを尊重する関係性が初期の頃からできていました。忙しくても、バランスをとってやっていけるメンバーが集まっているんですよね。

まっちー:しんどい時は互いにサポートし合っています。メンバーそれぞれ得意領域があり、うまくバランスを取りながらやっています。
忙しくてタスクができなくても、その忙しさを察してくれることが居心地の良さに繋がっているのかもしれません。

 

はまむー:これまで外部の人間として関わってきましたが、NPO法人JAEの正式なメンバーになろうと思うことはありませんか?

しゅん:JAEの代表の坂野さんは、立場の違いに関係なく色々な情報や機会を私たちにオープンにして下さるので、JAEのメンバーなのかサポートプロジェクトのメンバーなのかといった「立場」のことは意識することがありませんね。

まっちー:そうですね。そこはシームレスで隔たりがありません。

 

はまむー:だからあえてJAEのメンバーになる必要はないんですね。そんな皆さんのことは、JAEの内部の皆さんからはどう映っているのでしょうか?

まっちー:パワフルなメンバーだと思われているかもしれませんね。例えば私は会社員、つまり営利組織出身なので利益をあげる知見があります。
NPOでは不足しがちなそういったところで貢献できる面はあると思います。

しゅん:そうやって、パワフルに動けるのは、やっぱり、代表の坂野さんが、外部の人間であるにもかかわらず私たちに、詳細な情報を教えてくれたり、現場へ招いてくれたりといったが大きいと思います。

 

(後編)では、JAEでのサポートプロジェクトを通して、しゅんさんとまっちーさんに、
生まれた”変化”について聞いていきたいと思います!!どうぞ、ご期待ください!!

後編に続く。

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ライター

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濵村 和生 kazuki hamamura
ライター
二枚目の名刺の広報ユニット員、サポートプロジェクトデザイナー。 京都市役所に勤めながら、NPO法人FREEBOXの代表理事として法人運営をし、「やりたいこと」と「できること」で社会貢献する「場」の構築を目指す。
島田正樹
編集者
さいたま市役所に勤めながら、NPO法人二枚目の名刺「2枚目の名刺webマガジン」の編集者として活動。その他、地域コミュニティづくりの活動や、公務員のキャリアに関する活動などにも取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”。『仕事の楽しさは自分でつくる! 公務員の働き方デザイン』(学陽書房)著者。ブログで日々情報発信中。https://note.com/shimada10708 https://magazine.nimaime.or.jp/shimadamasaki_interview/