２枚目BOOKS ＃０２　副業で世界を変える方法　週末でアフリカに学校や貯水タンクを建設した会社員の物語（荒井昭則 (著)）

あなたの背中を押してくれる一冊！

荒井昭則さんは、サラリーマンでありながら、週末は自身が代表を務めるNPO法人で、アフリカに学校や貯水タンクを建設する国際協力の活動を行っています。コンフロントワールドと、二枚目の名刺のサポートプロジェクトがこれから始まろうとするタイミングで、偶然にも荒井さんの本が発売されたので、荒井さんを理解するために著書「副業で世界を変える方法」を手に取ったところ、すっかり魅了されてしまい、ここに取り上げさせていただきました。二枚目の名刺に興味のある読者の方なら、深く共感するところ、刺激を受けるところ、勇気をもらうところが沢山あるので、ぜひ一度ご一読ください。AmazonのKindleUnlimitedなら無料でダウンロードできます。Amazon Kindle

荒井さんとの出会い、第一印象、そしてギャップ

この記事を書いている私は、二枚目の名刺のサポートプロジェクトデザイナーのルーシーと申します。2023年11月からコンフロントワールドのサポートプロジェクトを担当することになりました。10月に初めて荒井さんとオンラインで顔合わせをし、その後、荒井さんが登壇する機会があることを知り、少しでも理解したいという思いで現地に駆けつけたのが初めての対面となりました。

場所は、六本木ヒルズのAFRIKA ROSE。生命力あふれるアフリカから輸入したバラをメインに、色とりどりの花に囲まれた素敵な空間です。フェアトレードのバラをケニアの農園から直送し、バラ生産者と購入者とを繋ぐAFRIKA ROSEは、過去、二枚目の名刺のサポートプロジェクトを実施したことがある、縁もゆかりもある場所でした。二枚目の名刺が思い入れのあるAFRIKA ROSEで、これから始まろうとするサポートプロジェクトの支援先の方とお会いできたのも何かのご縁だと思っています。

淡々と慣れた様子でプレゼンを始める荒井さん。話は、アフリカの現状、世界の水問題、荒井さんが活動を始めるきっけかから、団体の理念、活動の実績までテンポ良く進んでゆきます。これまでの人生経験から感じたことを素直に語り、苦労話を交えながらカッコづけずに等身大の自分を語る姿から、第一印象は、気負いのない青年でした。その後の打ち合わせも、終始一貫して、物腰柔らかく、言葉の端端にメンバーへの思いやりを感じさせる優しさがあり、どことなく力になりたい、支えてあげたいと思わせる雰囲気がありました。

荒井さんと知り合う前は、私はてっきり、「国際協力」という世界をまたにかけるイメージ、「不条理の無い世界の実現」という途方もないスケールのビジョンや、真っ赤な団体のロゴ、5年で組織を大きくし、活動実績を残してきた行動力から、人を牽引してゆくようなカリスマ性のある人物を想像していたのですが、それが良い意味で裏切られました。そして、荒井さんと話せば話すほど次々と疑問が湧いてきました。

どうして荒井さんは遠くの国の子供達を救いたいと思ったんだろう？

どうして国際協力を本業にしなかったんだろう？

どうしてサラリーマンをしながら国際協力活動を5年も続けられるんだろう？

どうして荒井さんは「ちょっと近所に買い物に行ってくる」とでも伝える口調で、世界を変えると言えるんだろう？

ウガンダや、タンザニアでどんな景色を見て何を感じてきたんだろう？

どうやってウガンダに貯水タンクを作ったり、タンザニアに学校を作ったりするんだろう？

私は、二枚目の名刺の仕事の一環としてこの本を手に取ったのではなく、読まずにはいられなくなってこの本を読み始めました。読み終わった後は、私の中の謎が解け、ギャップに感じていたところが腑に落ちたところもありました。

本を出版した理由

荒井さんは、初めから副業で世界を変えようとしたわけではありません。一度はサラリーマンの道を選んだものの、大学時代に夢中になった国際協力が諦められませんでした。様々な壁に直面しながらも、NPO法人コンフロントワールドとして活動実績を作り続けて5年。ご自身の体験から、多くの人に、副業で自分の人生に新しい価値を生み出すことができるということ、スキルや経験がなくても副業でやりがいを見つけることができるということを伝えたくてこの本を書かれました。いつか叶えたい夢があっても、自分には無理だと思っているかたには、是非一度手に取ってほしい内容となっています。

はじめに

第一章：国際協力へ向かう旅

僕は発明で世界を変える！と思ったけれど

悟りを開いた？ヒッピーおじさんとの出会い

カンボジアで流した涙

学生団体の代表に就任

第二章：ボランティアしながら世界一周

いざ、世界一周出発！のタイミングで待ち受けていたこと

自由の国アメリカから始まった旅

ケニアの孤児院での人生を変えた原体験

第三章: 副業で国際協力へ

諦めきれなかった国際協力