未来をよくする方法はアイデアにあり。人々に求められる発想体質になれる3つの方法
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「本当に必要とされるサービスやビジネスを生み出したい」、「革命的なアプローチで社会問題を解決したい」……。
ビジネスパーソンの中には、そうした想いを持っている方も多いはず。しかし、納得できるようなアイデアや企画を生み出せず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
良いアイデアを湧き出すように生み出すには、思考のポイントを押さえることが大切です。
この記事では、アイデアを生み出すためのノウハウをお伝えしていきます。さっそく、アイデアの発想法を学んでいきましょう。
発想体質の土台をつくろう
はじめに、革新的なアイデアを生み出すためには「インプット」が必要。自分にはない考えや価値観を知ることで、刺さるアイデアを生み出すことができます。
また、すでに世の中に存在する既存のアイデアや取り組みを知った上で、「どう差別化をはかるか?どうアプローチするか?」と、考えることを習慣にすることも大切です。
そのため、情報収集は欠かせません。つねにインプットを意識して生活するようにしましょう。
例えば、通勤時間や寝る前の時間など、日々の暮らしの中でインプットに当てる時間を固定してしまえば、毎日一定量の情報を吸収することができます。1日1時間本を読むだけでも年間で365時間に!
毎日意識してインプットすることで情報処理能力も上がり、より多く情報を収集できるようになるでしょう。
発想体質になる方法1:読書
上述した通り、代表的なインプットの手法の一つが読書。ここでは、世界で活躍するデザイナーやプランナーが出している書籍をご紹介します。
・アイデアのつくり方
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出典:Amazon
アメリカ最大の広告代理店・トンプソン社の最高顧問だったジェームス W ヤングの書籍。原著は1940年に、日本では1988年に初版が発行。世界中のビジネスパーソンを助けてきた超ロングセラー本です。
「アイデアとは既存の要素の掛け合わせ以外の何ものでもない。既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい」
すでにある事柄をどう組み合わせ、調理していくか。アイデアの出し方の真髄を学ぶことができます。そもそもアイデアとは何か?そんなところから学びたい人におすすめです。
問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
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出典:Amazon
Newsweek誌の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたことのある、建築家兼デザイナーとして活躍する佐藤ナオキさんの著書。
佐藤氏は、ロッテやエステーをはじめ、コカ・コーラやルイ・ヴィトンといった名だたる企業から依頼された300超の案件を同時進行で解決していくそう。
大手企業が抱える課題をどうやって発見し、どうアイデアで解決しているのか。具体例を交えて説明されており、分かりやすい一冊です。
アイデアの質にこだわるだけでなく、量にも注力したい人におすすめ。この一冊を読めば、きっとどんどんアイデアが湧き出てくるはずです。
アイデア・メーカー: 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する教科書&問題集
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出典:Amazon
前半部分は思考法の解説、後半はワークシートになっている珍しいタイプの書籍。思考法を知るだけではなく、実践的なスキルが身につくので、いち早くアイデアの思考法を実践してみたい人におすすめ。
また、会社の新規事業に取り組む人や、起業家を目指している人にぜひ読んで欲しい一冊です。現状、アイデアを実践する場がない人でも、企画力を備えることができます。
発想体質になる方法2:フレームワークを使った思考トレーニング
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オズボーンのチェックリスト
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「もうアイデアなんて出ない!何も浮かばない!」そんな時に役立つのが「オズボーンのチェックリスト」。
以下のような質問を考えながら、目の前のアイデアを煮詰めていきます。企画の形によって、使える質問と使えない質問があると思いますので、全てに当てはめていく必要はありません。
煮詰まった企画出しの救世主となってくれるでしょう。
マンダラチャート
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マンダラチャートとは、3×3の9マスの枠で構成されるフレームワーク。
真ん中の枠に、企画のテーマを書き込み、周囲のマスに関連する事柄を入れていきます。全て書き込んだら、今度はその8つの事柄をテーマに設定し、同じように関連することを深掘って考えていきます。
手を動かし、書き込んでいくことで、思考の深掘りや整理をすることができるでしょう。思考やアイデアを見える化したい方にはおすすめです。
発想体質になる方法3:スマホアプリによる思考トレーニング
散歩している時に小さなアイデアの種が生まれることはありませんか?そんなアイデアの種を無駄にしないために、通勤時間やちょっとした休憩の時間に思考力を鍛えられるスマホアプリをご紹介します。
・Mind Vector
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出典:Apple Store
情報や思考を整理し、図として理解できるようにしたい。そんな時に使えるのが「Mind Vector」というアプリです。
また、同じマインドマップを他の人と共同編集できるので、プロジェクトチームで使うことも可能。PDFや画像として保存し、そのままプレゼン資料としても使えます。
・Connecting Dots
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出典:Apple Store
スティーブ・ジョブスの「connecting the dots(点と点をつなげ)」という名言を元に生み出されたノートアプリ。テキストだけでなく、写真の保存もできます。
日々の生活の中で出会った素敵な出来事や知識、経験をこのアプリに集めていく。ひとつひとつは小さな点に過ぎませんが、それらを繋げていくことで新しいアイデア作りに役立ってくれることでしょう。
アイデアを実現する方法はさまざま!
普段からさまざまな知識や価値観を吸収していると、毎日の生活の中で「もっとこうしたら良いのに……」と思う場面が出てくることも。
そんなアイデアを、自分の会社で実現できないからといって、心にしまっておくのはもったいないこと。
最近では、社外でのアイデアや技術力を活用し、新しい価値を生み出そうという“オープンイノベーション”の動きが、国内外の企業の中に広がってきています。
<参考>
生きがいと同志が見つかる“学びの場”で、100年時代に備えよう
このような活動を通じて社会に貢献するためにも、まずはここでご紹介した方法で発想力を鍛え、アイデアが湧き出る発想体質になりませんか。
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ライター
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編集者
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カメラマン
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