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小学生のアクティブラーニングに同行!大人から見た「Social Kids Action Project」の魅力とは?

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二枚目の名刺と放課後NPOアフタースクール、Kids Experience Designer 植野真由子氏が共催している「Social Kids Action Project(ソーシャル キッズ アクション プロジェクト、以下SKAP)」では、この夏に実施するプログラムを手伝ってくれるサポートスタッフを募集中しています。

SKAPとは?
小学生がインタビューを通して街の人たちの声を聞き、自分たちはどのような街にしたいのかを考え、そのアイデアを参加者同士の議論で磨き、区長をはじめとした大人たちに向けて提案するプログラム。2017年夏から原宿を舞台に実施しています。

2年前にサポートスタッフとして同プロジェクトに参加した「2枚目の名刺Webマガジン」ライターの篠崎紗英さんに、SKAPの感想を寄稿いただきました。

子どもの視点を取り入れたまちづくりや新しい地域コミュニティづくりに関心のある方、小学生と一緒に街づくりに参加してみたい方、この夏サポートスタッフとして参加してみませんか?

SKAPのサポートスタッフの役割とは?

私は、2年前の夏、大学四年生の時にSKAPのサポートスタッフを経験しました。学生インターンとして参加し、2日目から4日目の3日間、子どもたちの活動のサポートをしました。サポートスタッフとしての活動内容は、子どもたちの議論に同席して議論の進行をサポートしたり、フィールドワークの引率をしたりするなどです。サポートスタッフは、1つのグループについて、学びの時間はもちろん、お昼休みやおやつの時間も子どもたちと一緒に過ごしました。

当時を振り返って考えると、サポートスタッフは、子どもたちとたくさんの『ワクワク』や『ドキドキ』を共有するポジションだったと思います。子どもたちにとって一番近くで活動するサポートスタッフは、そんなワクワクやドキドキを一緒に経験しながら子どもたちの成長や変化を間近でみることができました。

たとえばフィールドワークでの街頭インタビュー。

1回目のインタビューでは、初めて知らない大人に話を聞くということに緊張している様子で、子どもたちの緊張がこちらまで伝わるほどでした。インタビュー後の子どもたちは、「考えてきた質問をすることでいっぱいいっぱいで、バラバラに質問をしてしまい、上手くインタビューできなかった」という振り返りをしました。

そして迎えたインタビュー2日目。さっそく1回目の反省が生かされていました。子どもたち一人一人が堂々と大人に質問をすることができ、さらには相手の言葉を引き出すことを意識して臨機応変に質問を変えるということもできるようになっていました。2日間の短い期間で、みるみるインタビューが上達していく子どもたちの様子はとても印象に残っています。

SKAPサポートスタッフのやりがいとは?

SKAPのプログラムは5日間ですが、その5日間の間でも子どもたちは多くの成長や変化を見せてくれます。その瞬間に立ちえるのが、サポートスタッフとしての一番のやりがいや喜びだったと思います。

サポートスタッフの仕事は子どもたちの活動をサポートすることではありますが、私たちサポートスタッフが子どもたちから教わることもたくさんありました。

原宿に住んでいる人へのインタビューで、「街の落書きがあって困る」という声に、4年生の女の子は次のように言いました。

「落書きが多くて困っているなら、みんなが好きに絵を描いて落書きできるような場所をつくればいいんじゃないかな。」

思わずハッととさせられるようなアイディアでした。私がこの落書きの問題を考えるなら落書きをなくすにはどうしたらいいかということばかり考えてしまうと思います。でもこの女の子は落書きを許すことで、落書きを落書きでなくすという解決方法を考えたのです。

こうした大人では考え付かないような物の見方やみずみずしい考えは、私たち大人の新たな刺激となります。他にも、意見を聞かれたときに「はい!はい!はい!」と積極的に手をあげる子どもたちの姿は、周りを気にして質問することや意見することをはばかってしまう普段の自分への反省にもなりました。

何気ないお昼休みや移動中の会話では、今の小学生が何を考えて生活しているのか、たとえば学校で流行っているものや今の習い事などを知ることができます。他には私が知らない遊びをたくさん教えてくれたりもしました。

SKAPのサポートスタッフ、やってみませんか?

サポートスタッフとして子どもたちと活動をしていると、子どもたちから普段の私たちの考え方や生活に新しい刺激を得ることができるように思います。それは大人どうしの交流ではなかなか得られない刺激だと思っています。

私もそうですが、子どもたちと関わる機会が少ないと、小学生だった頃の感覚や記憶は自分が小学生だったころから止まったままで薄れていくばかりです。そのような状態で今になって子どものころのような素直な見方で物事をとらえたり考えたりするのは難しいことです。サポートスタッフとして子どもたちとより添い、対話を繰り返す中で、今の子どもたちの感覚を取り入れ、そこから私たちも学びを得ることができるように思います。

SKAPプロジェクトは参加する子どもにとってはもちろん、大人にとっても魅力的な活動だと思っています。その面白さ・魅力の理由はなにかと考えたときに、私は、「原宿の街を変えよう」という正解のない問いに対して大人も子どもも立場を越えて取り組むことにあると思います。

「原宿の街をどうしたらもっとよりよくできるか」という問いに正解なんてありません。この正解のない問いに対して、SKAPでは大人も子どもも関係なく真剣に取り組みます。原宿にある企業や、そこに住む人、観光客、さらには行政、渋谷区長も巻き込みます。そして普段は、ただ買い物をしたり通りすぎたりするだけの原宿の街に、課題を見いだし自分の問題として考える。その問題に対して、大人も子どもも本気になって「ああじゃないか、こうじゃないか」と話し合い、取り組むのがSKAPです。それは普段の学校の授業などよりもずっと、自分自身に根差したワクワクする活動だと思います。

だからSKAPは魅力的なプロジェクトと言えるのであり、SKAPが参加する子どもたちにとっても、サポートスタッフにとっても、最高の夏休みの宿題になったら素敵なことだと、元サポートスタッフとして思っています。

SKAPサポートスタッフ募集概要
<日時>
・2019年8月5日(月)、6日(火)、7日(水)、8日(木)、10日(土)

<対象者>

・できれば5日間、又は、複数日、参加可能な方
・渋谷区在住/在学/在勤、又は、渋谷大好きな方

<主な内容>

・グループファシリテーター
・フィールドワーク時の引率<その他>
・7月17日、又は22日の事前打ち合わせにご参加ください。
・交通費/報酬等はご相談ください。詳しくはこちらをご覧ください!
また仕事の都合等で参加できない方も、最終日に子どもたちのプレゼンを見に来ませんか?
過去に参加し、街の課題解決に取り組んでいる小学生からの活動報告もあります。最終報告会
日時:8月10日(土) 13:00-15:30
場所:渋谷区役所14F大集会室

 

過去のレポート記事はこちら

“社会は自分で変えられる!”小学生が地域課題に本気で取り組む「Social Kids Action Project」密着レポ

小学生の「本気の提案」で原宿の街が変わり始めている! 2018年「Social Kids Action Project」開催レポート

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篠崎紗英
篠崎紗英
ライター
社会人2年目のSE。学生時代は教育系NPOのインターンとして、子ども向けイベントの企画・運営や障害児支援活動に携わる。入社後「社外の人ともっと出会ってみたい」という思いから2枚目の名刺での活動を開始。執筆活動を中心に活動中。
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